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行事のアルバム

Mr.Coopの部屋:第2回「大阪弁のおもしろさ」

開催日:平成25年12月22日(日)午後3時ー午後4時

 

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第2回のテーマは、「大阪弁のおもしろさ」 

 


   講師には、元ケーブルネット街コミ特派員である村上喬氏と、まちライブラリサポートチームで活躍中の奥村武資氏をお迎えし、身近なテーマである大阪弁について検証、「ことば・方言」としての大阪弁から大阪人の特質までをお話していただきました。
   大阪弁といえども摂津弁、河内弁、泉州弁など地域によって方言は異なり、その特徴は一言では言い表せないものです。奥村氏は泉州弁独特の言い回しの例や、何にでも「さん」や「ちゃん」をつけて呼び、マクドナルドを「マクド」などと単語を省略する大阪人の特徴や、大阪弁に多用される語彙などについて語られました。村上氏はお仕事の都合で長年東京に住んだ経験があり、親しみやすい大阪弁と個人主義的な関東弁との比較や、方言のもつ風土や気質の中からあらためて見えてくる大阪弁の魅力について語られました。

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coop1.jpg   後半は文学の中で大阪弁がどのように表現されているのかを検証、奥村氏が織田作之助の「夫婦善哉」の一部を朗読し、村上氏は田辺聖子のエッセイを朗読しました。文学に登場する大阪弁は、その特有の表現がストレートに伝わり、大阪弁のリズムも楽しく感じられました。
   グローバル化する社会では、言葉はメディアによって平準・標準化し、方言も使われなくなりつつあります。しかし「方言はその地方の風土・土地柄・人柄を表わすもので、地方のコミュニケーションツールとして方言・大阪弁をどんどん使いましょう!」と述べられた村上氏の言葉が印象に残りました。


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   参加された方との掛け合いも活発に行われて盛り上がり、あっという間の一時間でした。会場に大阪出身の作家や大阪が舞台となる作品の資料展示も行い、改めて池田・大阪について興味を持ってもらえる機会となったと思います。