としょかんのへや
2008年02月07日
No.4 映画と原作
立春を過ぎたのに、やっぱり寒い〝丘の上の図書館〟辺りです。みなさんのお住まいの付近はいかがですか? でも、風邪を引いたのは、日頃の不摂生のせいで、図書館の立地にしたら怒られるでしょうね!(大阪ですからここで、誰にやねん!?、ってつっこむんでしょう、きっと)
さて、今日は映画と原作本のお話を。
3月になると、映画「ライラの冒険 黄金の羅針盤」が公開されます。ハリー・ポッターシリーズなどと同様に、当初は児童小説として出されたものの、深い宗教的・哲学的内容が高く評価され、大人の読者にも人気が高い冒険ファンタジー小説です。イギリスの作家フィリップ・プルマンが書いた三部作の第1部「黄金の羅針盤」がハリウッドで映画化されたもので、二コール・キッドマンの敵役も話題です。
こうした映画化は、原作を先に読むか、後から読むかが悩ましい問題ですし、また、一番論議を呼ぶのが、読者それぞれの「イメージと違う」主人公たちです。
ダン・ブラウンの『ダ・ヴィンチ・コード』のラングドン教授にトム・ハンクスが相応しかったのかどうか、好みの分かれるのと同様でしょう。(因みに、私のイメージでは、もっと華奢な感じです。)
『ライラの冒険 黄金の羅針盤(新潮社、1999年)』は、図書館には、本館、プラザあわせて3冊あります。
さてさて、映画が公開される前に読むか、観てから読むか、あなたはどちらにしますか?どちらにしても寒い時季にお勧めの1冊です。
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