としょかんのへや
2008年02月14日
No.5
今日は、バレンタインデイです。義理堅かった方も、そうでなかった方も、喜んだ方も、そして半べその方も・・・、チョコはお好きですか? 今日の話は、まず、その「チョコレート」のほろ苦くて甘いお話から。
12月から1月にかけて、丘の上の図書館(本館)の玄関ロビーに、おいしそうなケーキやお寿司、ドーナツが並んでいたのをご存知でしょうか?これは、図書館を拠点に活動していただいているボランティアグループ「ひまわり」さんが作られた、布で出来たおもちゃでした。展示のなかには、かわいい布絵本もあり、これは、図書館に寄贈していただきました。
そこで、「チョコレート」です。絵本には、かわいいリュックサック やお弁当箱が本物のように作って縫い付けてあり、中身のチョコや飴、おにぎりやおかずがちゃんと入っていたのです。「親子さんや子どもたちに楽しんで欲しいから」とおっしゃるひまわりさんの気持ちを汲んで、キッズコーナーにそのまま出したところ、1日でそのお菓子やお弁当の中身がなくなりました。せっかくの好意がこんな形になるなんて・・・と悲しくなりましたが、ひまわりさんたちは「無くなったらまた作ればいいから」と意に介さず、新しいのを持って来てくださいました。こちらが本当に恐縮し、誰か分からない相手にですが、「返してください!」とポスターを貼りました。すると、何と帰ってきたのです。
小さなお子さん が持ってたのを後で親御さんが気付いて、返してくださったのか、それとも、良心の呵責に耐えられなかったのか、それは不明ですが、まずは、良かった!良かった!です。
ロビーのキッズコーナーで、確かめてください、楽しい絵本があなたを待っていますヨ。
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