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としょかんのへや

2008年03月15日

No.8

   二週間のご無沙汰でした。その間にめっきり春らしくなってきましたが、如何お過ごしでしょうか? 私は、風邪の季節がやっと終わると思ったら、花粉症の季節に入れ替わってしまいました。
いろいろな食事療法が現れては消え、現れては消えしています。以前、捏造で話題になった健康番組で紹介されていたヨーグルトをずっと食べ続けていますが、効いているのか、いないのか・・・。まぁ、鰯の頭も信心からですから、信じるものは救われる・・・といいですねぇ。
 
   悲しいお話を書きます。
   何回か前にも、布絵本の可愛いアップリケが無くなった話を書きました。あの時は、戻ってきて良かった、良かった、なのですが、今回は、そんなかわいい話ではありません。 
 
   「週刊文春」や「週刊新潮」といった週刊誌のバックナンバーが持ち去られて、ほとんど無いのです!
 
   図書館には、単行本や文庫本、絵本といった読みやすい本から、参考図書と言われる専門書や辞典など硬めの本の他にも、雑誌や週刊誌、新聞などが置いてあります。これは、赤ちゃんから高齢者まで、いろいろな利用者に対応できるように置いているのです。
 
   ここ丘の上の図書館では、雑誌・週刊誌、新聞類は、1階ロビーで皆さんにご利用いただいています。月刊雑誌は、最新号は貸さずに、バックナンバーのみお貸しし、週刊誌は最新号もバックナンバーも全て館内閲覧のみとなっています。
 
   ところが、1階のカウンター横の週刊誌のバックナンバーの棚が、誰も館内で利用していないのに、〝スカスカ〟なのです。発行から3年経つと、雑誌類は、秋のリサイクルブックフェアで皆さんに差し上げていますが、こんな風だと差し上げる物が無い!なんてことにもなりそうなのです。
 
   どんな気持ちで持って帰るのでしょう?盗み、窃盗だという罪を犯したという気持ちなんて到底無いのでしょうか?新聞は置き場所を変えたので、他人の目が気になるのか、抜き取りや切り取り、破きは少し減りましたが、こっちは分かりにくいのか、増えているような感じです。 
 
   図書館の世界(もしかしたら、狭い?)では、少し前まで「死角があるのが良い図書館」と言われていたようです。他人の目を気にしないで、自分自身の読みたい本を探し、読む、これが大事だと・・・。今でも、個人の読書傾向を残さないよう借りた本の履歴はコンピュータ上から消すようになっているのはこのためです。ですから、盗難防止装置を付けるなんてもっての外、利用者を盗人扱いするのか!だったわけです。
 
   が、今はどうなんでしょうか?図書館の雑誌、新聞も全て市民の税金で組まれた予算で買っています。それらが持ち去られたり、破られたりするというのは、市民の財産が盗まれたり、傷つけられたりしていることですから、その対策上、盗難防止装置も必要になってきているのではないでしょうか?
   ただし、これらが実効性を持つようにするには、本1冊1冊にそれ用のタグといわれる小さな装置を付け、出入り口に感応するゲートが必要になります。多額のお金が要るのです。そんなところにお金をかけず、本が買いたいと、図書館員なら誰もが思っているはずですが、各地の図書館では、新館が建つと、必ずといっていいほど、盗難防止ゲートが出来ています。悲しい現実です。
 
   皆さんは、これについて、どんな意見をお持ちでしょうか?
 
   さて、前回にお知らせした「ボランティア養成講座」。まだ、ちょっと受講枠がありそうですので、再度ご紹介。
 
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「ボランティア養成講座」
   本当にボランティアを必要としている人にとって、欲しいサービスとしたいサービスが合致しているのでしょうか?という疑問から、講師に8年ほど前に「全盲の司書誕生」とマスコミで話題になった大阪府立中央図書館の現役司書の方をお願いしました。実体験に基づいて話される内容は、きっと思い込みや知らないことに気付く良い機会になると思います。
   この講座は、3月24日(月)午後1時半から3時の1回限りです。
 
   今回は、もう一つ、春休み企画として「絵本をつくろう!」の講座も開催します。こちらは、小学生とその保護者のペアが対象で、絵本作家の先生の指導で、世界に一つだけの絵本をつくります。 
   3月26日(水)・27日(木)の両日の10時半から12時半の計4時間です。限定15組ですので、早めに申し込んでください。(詳しくは、こちら)
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