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としょかんのへや

2008年07月16日

No.22 「図書館の地下 水浸し」

   先日、7月10日(木)の新聞を見て驚かれた方はいませんか?
   「図書館地下 水浸し」「水道管が破裂 書庫まで浸水」等々の見出しです。
   報告が遅くなりましたが、少し落ち着いたので報告します。
   7月8日(火)、図書館(丘の上の図書館)は水道管の破裂で浸水し、翌9日(水)を臨時休館しました。ご迷惑をお掛けし、申し訳ありませんでした。
 
   8日は火曜で休館日でしたが、偶々2ヵ月に1回の床清掃の日で、業者の方が館内に入られました。途中で水が出ないのでおかしいと館内を見回り、水が噴水のように吹き上がっているのに気付き、慌てて図書館員に連絡があったのです。
   すぐに修理の方に来ていただいたり、床上2cmの排水に雑巾絞りの人海戦術をしたり、と大変です。
   でも、発見が早く書架の本は浸からなかったのが不幸中の幸いでした。大雨の中、破裂箇所は見つかっても、緊急の復旧工事に丸1日掛かると分かりました。水が出ないので冷房もトイレも使えない、飲み水もない、周りにその代替施設もない丘の上で利用していただくことは難しい、浸水した書庫の整理もしないといけない・・・。
   で、臨時休館させていただくことにしました。休館は同じ水道管を使う図書館と歴史民俗資料館の両方です。
 
   9日朝、市役所の広報広聴課から新聞社の豊中記者クラブに、臨時休館を含めた情報を流してくれると同時に、各新聞社からの電話が掛かってきました。
   「原因は?」「本は大丈夫?」「何平米くらいが浸水?」「明日は開館できるの?」現場を確認しないとよく分からないのでと、図書館の現場まで足を運んでくれた記者さんもいました。そして、記事になりました。
 
   原因は、埋設した水道管の老朽化。昭和55年に図書館が建ったときに敷設された鉄製の水道管が腐食して破裂したのです。地下には所蔵する本の約半分が置いてあります。10万冊の大きな書庫と3万冊の小さな書庫があり、小さな方が水に浸かりました。約90㎡の広さです。地下の埋設部分、破裂した箇所の入れ替えでは済まなくて、新しい水道管を、図書館の壁から地下天井部分を這わせる工事になりました。大規模な工事になっても、何とか臨時休館を1日で済ませようとたくさんの方の協力をいただきました。
 
   そして何にもまして、「水道管破裂による緊急施設工事のため、臨時休館します」という立て看板をみた利用者の皆さんは、文句もおっしゃらずに帰ってくださったのには、頭が下がりました。
 
   本当にご協力ありがとうございました。10日には無事に開館できて、ホッとした館員一同です。
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