としょかんのへや
2010年07月01日
No.51
7月に入り、徐々に青空が広がってきました。植物はぐんぐん大きくなって、生命のたくましさを感じます。中でも、踏まれても踏まれても伸びる雑草の成長には目を見張るものがあります。みなさんは、そんな雑草の花をじ~っとご覧になったことがありますか?
私はつい最近、道端の雑草が人知れずひっそりと花を咲かせているのを見つけました。花は小さいながらも凛として美しく、そのけなげな姿には心を打たれました。このような偶然の発見に、私は小さな幸せを感じます。たまには道草をして、自分の身の回りにありながらも普段は見過ごしがちなところに焦点を合わせてみると、意外に楽しい発見があるかもしれませんね。
さて、小さな幸せに関するお話をもう一つ。みなさんは、図書館の児童室の前に靴を脱いであがって本を読むことができる「キッズコーナー」があるのをご存じですか?大きな窓からはいっぱいの陽がさしこみ、木々の緑が見えます。小さな女の子が寝そべって絵本を見ていたり、お父さんやお母さんがお子さまに紙芝居を読んでいたりと、心がほっとするような光景が見受けられます。図書館で働きながらこんな光景をちょこっと目にすることも、私にとっての小さな幸せです。
絵本や紙芝居を読んだり読み聞かせたりすることは、幼い子どもの継続的な思考力や、豊かな想像力を育むために効果があると言われています。みなさまもキッズコーナーで親子の時間を過ごしてみられてはいかがでしょうか。
汗の吹き出るこの季節、体温調節のため脱いだり着たりしやすい服をお召しになるとともに、脱水症状を防ぐため喉が渇く前に水分補給をされることをおすすめします。
図書館にお越しになる際は、帽子と水筒をお忘れのないように。
<S.Y>