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としょかんのへや

2010年11月01日

No.55

  先月は、図書館まつりに多くのみなさまのご参加をいただき、ありがとうございました。気付けば今年も残すところあと2か月で、いつしか日が暮れるのも早くなり、朝夕はめっきり寒くなりましたね。みなさま、くれぐれもお体にはお気を付けください。
   さて、11月には、国民の祝日が2日間あります。

ひとつは、11月3日の「文化の日」です。平和と文化を重視した日本国憲法が1946年11月3日に公布されたことを記念し、1948年に「自由と平和を愛し、文化をすすめる。」ことを趣旨に、この日が祝日となりました。現在では、文化の発展に功労のあった人々に宮中で文化勲章が授与されたり、文化庁主催による芸術祭が開催されたりしています。みなさまもこの機会にご家族で美術館、博物館、遺跡などの見学に、京都や奈良へと足を運んでみられてはいかがでしょうか?日常生活では味わうことのできない感慨が得られるかもしれません。


    もうひとつは、11月23日の「勤労感謝の日」です。1948年に「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう。」ことを趣旨に、この日が祝日となりました。それ以前、この日は新嘗祭(にいなめさい)という祭日でした。新嘗祭とは天皇が新穀を神々に供え、農作物の恵みに感謝する式典です。「新」は新穀を、「嘗」はご馳走を表しています。元気で働けることを喜び、また家族が互いに感謝の気持ちを忘れずに労りの言葉を掛け合うことはとても素敵なことだと思います。


   図書館では、中学校からのご依頼に基づき、職場体験学習の生徒を受け入れています。今月も2校の中学生に図書館のいろいろな業務を体験してもらうことになっています。働くことによって生まれる責任感、人の役に立つことができるという充実感、そして親などの働く人に対する尊敬の念を胸に体験学習を終えてほしいと思います。図書館内で働く中学生を見かけられたら、温かい目で見守っていただければ幸いです。
   図書館は社会教育施設であると同時に文化施設でもあります。図書の中に時代ごとの文化は生き続けています。普段はなかなか自分では購入しないような本も多数所蔵しております。祝日の起源がわかる本を下記に掲げましたので、来館された折には、是非一度ご覧になってください。

<BERINGER>


『記念日・祝日の事典』 加藤迪男/編 東京堂出版 2006
 
『「国民の祝日」の由来がわかる小事典』 所功/著 PHP研究所 2003
『祝日・祭日・記念日由来クイズ』 池田操/著 明治図書出版 1996