としょかんのへや
2010年12月01日
No.56 クリスマスプレゼント
紅葉の季節も終盤を迎え、日増しに厳しい寒さに向かう毎日となりましたが、みなさまはお元気でお過ごしでしょうか。
クリスマスが近づき、街中が一気に華やかになってきました。あちらこちらでクリスマスソングが流れ、街はイルミネーションで美しく彩られています。
近頃はご自宅をイルミネーションで飾っておられるところもよく見かけます。そんな時は、しばしの間足を止め、寒さも忘れて暖かなその光に見入ってしまいます。暗闇の中で見る光は美しいだけではなく、私たちの心をほっと和ませてくれます。
みなさまはどなたかにクリスマスプレゼントを贈られますか?クリスマスにプレゼントを贈る習慣は、サンタクロースのモデルでもある聖ニコラウスが貧しい人々に贈り物をしたことから始まったようです。私達は折に触れ、プレゼントを贈ったり贈られたりしますが、プレゼント選びって案外難しいものだと思いませんか?これというリクエストがあれば別ですが、相手の好みもあるし予算もあるし…。でも相手の事を思い浮かべながら、あれこれ迷いつつ選んでいる時間こそ幸せなひとときと言えるのではないでしょうか。クリスマスプレゼントにちなんだお話に「賢者の贈り物」という短編小説があります。プレゼントの価値は値段ではなく、いかに相手のことを思いやる気持ちがそこに込められているかではないかと思うのですが、みなさまはいかが思われますか?
今年も図書館に足を運んでいただき誠にありがとうございました。お気に入りの本、心に残る本に出会っていただけたでしょうか?1年で最も慌しく多忙なこの時期は、胃腸炎になったり、風邪やインフルエンザが流行ったりする時期でもあります。体調には十分気を付けられ、どうぞよいお年をお迎え下さい。
図書館本館と石橋プラザは、年末は12月27日(月)まで、年始は1月6日(木)から開館いたします。池田駅前サービスポイントは、年末は12月25日(土)まで、年始は1月5日(水〕から開業いたします。
今年も来年も、みなさまのご来館をお待ちしています。
<croissant>
『賢者の贈り物』 オー・ヘンリー/作 千葉茂樹/訳 理論社 2007
『賢者のおくりもの』 オー・ヘンリー/文,リスベート・ツヴェルガー/画,矢川澄子/訳 富山房 1983
追伸:年末年始、帰省される方も多いのではないでしょうか。いつもとは違う手土産はいかがでしょう。よろしければ下記をご参考になさってください。
『大阪名物』 井上理津子/著 創元社 2006
『手みやげを買いに 関西篇』 京阪神エルマガジン社 2009
『全国五つ星の手みやげ』 岸朝子/選 東京書籍 2008
『京阪神焼き菓子の店』 京阪神エルマガジン社 2010