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としょかんのへや

2011年02月01日

No.58 春はすぐそこまで・・・

   一年で最も寒い月、2月がやってきました。今年は全国各地で大雪が降るなど、例年よりも寒さが増しているようです。特に山陰地方の積雪はひどく、連日ニュースで取り上げられています。雪による被害に遭われたみなさまに心からお見舞い申し上げますとともに、一刻も早い事態の収束を願っております。

   豪雪地帯とは比べ物にならないとはいえ、ここ池田でもこの冬はかなりの寒さです。この文章を読んでくださっているみなさまの中にも、あまりの寒さに動くのをためらい、休日などはついついコタツで一日を過ごしているという方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?運動不足になりすぎると健康によくありませんが、発想を転換すれば、外出が億劫なこんな時期こそ読書もはかどるというもの。暖かい部屋の中で本を読みながら春を待つというのもまた充実した時間の過ごし方の一つかもしれません。 
   さて、2月は一年の中で最も日数が少ない月ではありますが、節分、立春、建国記念日、バレンタインデーなどが相次ぐ月でもあります。
   立春は冬至と春分の中間にあたり、春の始まりでもあります。日本では、2月が最も気温が下がる季節とされていますが、同時に暖かい地方では梅の花が咲き始めるなど、春に向けての準備が少しずつ進められています。厳しい寒さの試練を乗り越えて、新しい季節を迎える…そういえば、先月にはセンター試験が実施され、受験シーズンも本番を迎えましたね。受験生にとっての冬のこの時期は、来たる春に思いを馳せつつ、日ごろの勉強の成果を大事な舞台で遺憾なく発揮する、そんな季節の真っ只中といったところでしょうか。
   池田の図書館(本館)には自習室がありますが、この時期は週末になると勉強をする学生さんたちでいっぱいになります。中には毎日のように勉強にいらっしゃる方もいて、見ていて感心させられます。一方で、一年に一度の大切な試験ですから、徹夜勉強のしすぎなどで試験当日に体調を崩さないよう気をつけていただきたいとも思います。私も高校・大学と入試の経験がありますが、どちらも体調に関しては絶不調だった思い出があります。高校入試の前日に高熱を出して、試験当日は解熱剤を打って受験に挑んだり、大学入試は教室があまりに寒かったため、手と足の先がかじかんで思うように力を発揮できなかったりと散々なものでした。暖房をつけていても試験会場というのは案外寒く感じられるもので、つま先用の懐炉を靴に貼るようにしてからやっと試験に集中出来るようになったことなどが思い出されます。
   勉強も大切ですが、試験当日に後悔しないようにするためには、日ごろから体力作りや体調管理をしっかりしておくこともまた大切です。暦の上での春が近づいてきたとはいえ、まだまだ寒い日が続きます。生姜入りの食事を摂って体を温め、お風呂にゆっくり浸かってきちんとリラックスする時間をとるなどといったメリハリをつけた生活をすることで、自分の力を十二分に発揮できるようになります。
   今は勉強三昧の辛い日々が続きますが、春からの新しいスタートに向けてあともう一息です。素敵な春を迎えられるよう、受験生のみなさまも頑張ってください。ご健闘をお祈りいたします。
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