• 利用案内
  • 蔵書検索/予約
  • 図書館カレンダー
  • 図書館FAQ
  • 利用者のページ

としょかんのへや

2011年07月01日

No.63 土用の丑の日

   日ごとに暑さが増して、本格的な夏の到来を間近に感じますが、みなさんはどのような暑さ対策をされていますか?昔から土用の丑の日に「うなぎ」「梅干し」「うり」「うどん」など「う」の付くものを食べると夏バテをしないと言われています。
   土用は年に4回あって、立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間を言いますが、今では一般的に立秋の前の土用を指すようになりました。18日間ある土用の中で十二支の丑にあたる日を土用の丑の日といい、7月末から8月初めの暑さが一番厳しい頃に猛暑に負けないように「う」の
付くものを食べるようになったそうです。
   その中でも特にうなぎが食べられるようになったいきさつには諸説ありますが、江戸時代後期に平賀源内がうなぎ屋に頼まれて看板に「今日は丑」と店先に書いたのが評判になったことがはじまりと言われています。うなぎはビタミンA、B1、B2、D、Eをはじめ、カルシウム、亜鉛、鉄などのミネラル類やDHAなどが豊富に含まれた栄養価の高い食べものですので、理にかなった習慣といえます。
   また、土用には虫除けのために衣類、道具、本などを虫干しする習慣もあります。京都にある金剛能楽堂では、7月の最終土、日曜日に恒例行事として金剛流の能楽の面、衣装、楽器などを虫干しするため能舞台や客席にひろげてさらすそうです。
 
   さて、図書館では毎年、臨時休館をいただき蔵書点検、図書整理を行っています。今年は6月12日から着手し、今その終盤に差し掛かっているところです。蔵書点検はその昔「曝書(ばくしょ)」とも呼ばれていました。曝書とは、湿気を含みやすい古書などをひろげて日光を当て風を通し、しみ等の害を防ぐ作業のことをいいます。今日では蔵書点検においてこのような作業はしていませんが、いわば棚卸しのようなことをしています。図書館に所蔵している資料に貼ってあるバーコードをスキャナーで全て読み取り、その読み取ったデータと所蔵データとを照合する作業や、書架のレイアウトを変更したり、所蔵している資料が正しい場所に収められているかなどを点検し、整理したりしているところです。
   さらに、丘の上の図書館(図書館本館)では、この蔵書点検とあわせてトイレの全面改修工事を行っています。長期にわたりお休みをいただきご迷惑をおかけしておりますが、7月6日にリニューアルした図書館を見に(図書館に本を借りに…)、暑さに負けず元気に来館して下さることを楽しみにしております。ロビーのディスプレイも夏バージョンに衣替えしている最中です。今度は<丘の上の水族館>です。さて、どんな水族館に仕上がるでしょうか・・・こちらもどうぞお楽しみに!!
<もん>