としょかんのへや
2011年09月01日
No.65 館長に就任して・・・
この7月に図書館長を拝命いたしました。着任早々蔵書点検及び館内の工事のため24日間に渡る長期休館の大詰めのところでありました。
利用者の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしましたが、トイレは大改修により見違えるほどきれいになり、AV・パソコン室の機材も増え、皆様によろこんでいただいております。皆様のご協力に深くお礼申し上げます。
この長期休館明けの7月6日、朝の開館時間前から玄関前には行列ができておりました。平日にもかかわらず、この日の来館者は900人を超え、その後、土、日曜日には1,200人を上回る方々が図書館を訪れています。利用者が急増しているとは聞いておりましたが、これほどとは・・・!と、驚いております。
さて、私は図書館に配属されるまで、「図書館は本を貸すところ」という認識しか持っておりませんでしたが、とんでもない思い違いでありました。図書館の仕事は、貸出や返却、予約処理は勿論のこと、日々来館される方々に気持ちよく、楽しく利用していただけるよう、館内の展示や掲示にも職員たちが知恵を出し合い工夫したり、お話し会や映画会などのイベントも開催したり、また持ち込まれる質問や調査研究の手助け等多岐に渡っており、こんなに忙しいところなのかと認識を新たにしている次第です。
ただ、このような図書館活動は職員だけでなく、池田声の図書をはじめ、おはなし飛行船、さわる絵本部会、アイリス、ひまわり、池田文庫連絡会、図書修理ボランティア、書架整理ボランティア、日曜大工クラブなど、多くの市民団体の方々との協働の上に成り立っているものであります。ボランティアの方々との「きずな」の大切さを実感しております。今後ともボランティア活動への参画をよろしくお願いいたします。
就任以来のわずかな間にも、地域の情報拠点の象徴ともいえる図書館の光景を目の当たりにすることで、図書館が市民の方々の課題解決を支援する役割を担う社会教育施設と認識し、図書館行政の一層の充実と推進を目指してまいりたいとの思いを新たにいたしました。今後とも図書館への温かいご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
なお、例年9月に行っておりました蔵書点検のための長期休館はございません。多くの皆様のご来館をお待ちいたしております。
<M.Y.>