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としょかんのへや

2011年11月01日

No.67 ありがとう

 今年は日本各地で嬉しいこと、悲しいことや辛いことが起こりました。
 季節はめぐり、11月は霜月と言われるように、霜が降り畑の作物を甘く、軟らかくしてくれ鍋物が美味しくなります。
また、早く夜が更け、風も冷たくなってコートが欲しくなり、足早に家路に向かう人やちょっと温まっていこうと寄り道する人など温もりが恋しい頃となりました。でも、外の冷たい空気は木々を色づかせ、鮮やかな紅葉や夜空に美しい月や輝く星で目を楽しませてくれます。そして、木枯らしが吹くと枯れ葉が舞い降り、早く冬支度をしなさいと教えてくれます。
   「あれっ、前にもこんなふうに感じたなぁ」とか、「知ってる」と思ったことはありませんか。四季の移ろいのなか、いつも同じ時を過ごしているわけではないのに、なぜかそう感じるときがあります。きっと、そのときにあった好きなこと、楽しかったことや悲しかったことの思い出がいっしょに記憶されているのでしょう。自然の美しさ、やさしさや豊かな恵みにありがたいという思いでいっぱいになります。
   また、私たちは当たり前のこととして日々生活していますが、自然の恩恵をうけながら、その厳しさによって電気、ガスや水道などいろいろなものがないと不自由になることを改めて知りました。決して自分ひとりで生きているのではなく、関係ないように見えていつも何かに、誰かに助けられ、助けていると思うとやはりありがたいなと、感謝の気持ちであふれてきます。
   日本中のいや世界中の人に伝えられないけれど、全てのことにありがとう!
<Nicoちゃん>
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