• 利用案内
  • 蔵書検索/予約
  • 図書館カレンダー
  • 図書館FAQ
  • 利用者のページ

としょかんのへや

2012年02月01日

No.70 暦

  今年は四年に一度の閏(うるう)年にあたります。


 「うるう年」とは、1年の日数が平均よりも多い年。太陽暦では1年を365日としているが、太陽をまわる地球の公転周期は365.2422日なので、1年で約0.25日のずれが生じる。そこで4年に1度、2月にうるう日の第29日を加えることで1年を366日とし、このずれを解消することとした。このうるう日のおかれた年をうるう年という。(『総合百科事典ポプラディア 1』ポプラ社より)


   暦は私達が生活する上で必要不可欠なものになっており、今となっては定められた暦に疑問を持つことはほとんどないでしょう。
   現在の暦になるまでには様々な紆余曲折があり、その中でも最も大きな転機となったのは、江戸時代の改暦といわれています。この改暦で、平安時代より800年以上使われ続けた中国の暦である宣(せん)明(みょう)暦が廃され、初の国暦となる貞(じょう)享(きょう)暦が採用されました。この「日本独自の暦」を作ることに生涯を賭けた一人の若者を描いた物語が、今年9月に映画も公開予定になっている『天地明察』(冲(うぶ)方(かた)丁(とう)/著 角川書店)です。主人公の渋川春海やその他歴史上の人物がとても生き生きと魅力的に描かれていて、図書館でも予約が約60人待ちとなる人気の一冊になっています。

 

   2月は夏休み、秋の読書週間に次いで図書館の利用が多い月です。外で遊ぶには寒さが厳しいこの季節、図書館で素敵な本に出会ってみませんか?インターネットで本の予約ができるサービスもありますので、ぜひご利用ください!
<kuroneko>

 

 『日本の暦』 岡田芳朗/編 新人物往来社 2009年
 『おもしろくてためになる暦の雑学事典』 吉岡安之 日本実業出版社 1999年