としょかんのへや
2013年06月01日
No.86
6月になり、今年もいよいよ梅雨のシーズンがやってきました。梅雨の始まりは、春の終わりであるとともに夏の始まり(初夏)
梅雨の終わりが、本格的な夏(盛夏)の到来とされていますが・・・最近の暑さは、すでに本格的な夏の到来ではないかと疑ってしまう事があります。
まだまだ暑さに体が慣れていないこの時期、注意しなければならないのが熱中症です。熱中症は、暑い日にかかるものと思われがちですが一概にそうとも言えないようで前日より急に温度が上がったり、温度がそれほど高くなくても多湿であれば、汗による体内の温度調整ができにくくなり熱中症が起こりやすくなります。体温調節がうまくできない高齢者や小さなお子さんは特に注意が必要です。また、日射病と違い室内でも発症するケースが多く、年々増加傾向にあります。
予防法としては、直射日光を帽子や日傘などで防いだり、発汗によって失われた水分、塩分の補給をこまめに行ったりと体感温度を下げる工夫や体調管理が必要になってきます。外に出られるときや図書館来館時には十分にお気をつけください。
雨や蒸し暑さで過ごしにくい時期ですが、外に出れば水月公園では花菖蒲が見ごろです。また雨に濡れた紫陽花もきれいです。 今月図書館では「自然に親しむ」をテーマに、またミニ展示では「怪談・怪奇現象」をテーマに展示を行っておりますので、お出かけの足を延ばしてぜひ図書館にお越し下さい。
<spiderwort> migoro
<参考>
『知って防ごう熱中症』 田中英登/著
『熱中症対策マニュアル』 稲葉裕/監修