としょかんのへや
2015年04月01日
No.108 長実雛芥子
いよいよ2015年度がスタートしました。
中央公民館図書コーナーもオープンから1年が経ちました。先月でサービスを終了した駅前サービスポイントをご利用されていた方には、新年度と共に新たな利用館として、図書コーナーもご利用いただければと、思います。そして、石橋プラザは今月から開館日数が増えます!休館日が月1回(第1水曜日)となります。さらに便利になった図書館へ、どうぞご来館下さい。
今月、図書館では恒例の「図書館こどもまつり」を開催いたします。どうぞ、お楽しみに!
さて、皆さんはナガミヒナゲシ(長実雛芥子)という花をご存知ですか? 4〜5月にかけて、『道端でもよく見かけるオレンジ色の花』と言えば、思い当たる方も多いのではないでしょうか?
とても可憐な花なのですが、実はとても繁殖力が強いのです。果実の中には名前通りの芥子粒大の種が入っており、一つの果実には何と1,000〜2,000粒の種子が内包されているのだそうです!
しかも、発芽率が高い為、開花後の刈取りは、かえって分布を広げることになるため、花が咲く前の時期に駆除することが重要だそうです。なるほど、確かに年々増えるわけですよねぇ・・・。
今年はこの花と、どれだけの出会いがあるのでしょうか?
<ちぃちゃん>
○農業環境研究所 http://www.niaes.affrc.go.jp/
研究成果情報 第26集(2010.3)
農環研ニュース No.90(2011.3)
○『散歩で見かける草木花の雑学図鑑』 金田洋一郎/著,実業之日本社 2014
○『キャンパスに咲く花 阪大豊中編』 福井希一、栗原佐智子∥編著,大阪大学出版会 2009