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としょかんのへや

2015年05月30日

No.110 健康診断

   薄着の季節になりました。私にとっては、ちょっと憂鬱な季節でもあります。むき出しの二の腕を見て愕然とするのは毎年のこと。「今年こそ痩せなくては!」と思い続けてもう何年…。でも、おいしいものを食べたいという気持ちには勝てないのです。
   そんな能天気な私も、自分の体を直視せざるをえない出来事がありました。職場の健康診断の結果が、かつてないほど悪かったのです。

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   複数の項目で「要精密検査」。元気なだけが取り柄だと思い込んでいた私には、ショックでした。ちょうどその頃、闘病記を読んでいたこともあり、「あぁ、どうしよう。不治の病だったらどうしよう…」と落ち込みました。精密検査の結果、たいしたことはなかったのですが、これを機に、これまでまったく興味のなかった健康関係の本を読むようになりました。
   暴飲暴食は生活習慣病につながるだけでなく、内臓に多大な負担をかけることなど、これまで漠然としていたことが、急に現実味を帯びてきました。同時に「なんとなく痩せたい」ではなく、「健康に長生きしたい」と思うようになりました。とは言っても、食いしん坊な私のこと。そんな急に禁欲的な食生活に変えられるわけがありません。そこでまず、深夜のスナック菓子とアルコールをやめることにしました。どうしても食べたくなった時は娘の寝顔を見るようにしています。「この子が成人するまでは、元気でいたい。できれば、孫の顔も見たい。」その思いだけで、ここ一か月ほどは乗り切っています。
   さて、いつまで続くことやら……。
<金ちゃん>
 
『あなたは半年前に食べたものでできている』  村山彩/著,サンマーク出版 2013
『断捨離エイジング ひき算の効用』  やましたひでこ/著,ベストセラーズ 2011