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としょかんのへや

2015年10月31日

No.115 ブルー&スーパーなお月さま

   夜空にぽっかり浮かぶお月さま・・・とてもきれいですよね! 今年は、4月4日皆既月食、7月31日ブルームーン、9月27日十五夜、9月28日スーパームーン、10月25日十三夜など、月を見る機会が増えました。けれどブルームーンやスーパームーンとは、どのようなお月さまなのでしょうか?

heya115_supermoon.png
 
   ブルームーンは、ひと月のうちに満月が2度ある場合、2度目の満月のことをいいます。言葉の由来は明らかではなく、天文用語でもないそうです。今年は7月2日と31日が満月のため、31日がブルームーンでした。ちなみにブルームーンを見ると幸せになれるという言い伝えがあり、次回は2018年1月31日と3月31日だそうですので、お忘れなく!
 
   スーパームーンは、地球にいちばん近づいた状態の満月をいいます。今年は9月28日が最大になり、他の満月と比べて明るいそうです。願いごとをすれば叶うというので、私もしっかり手を合わせ、カメラにパチリ!
観賞できなかった人は、2016年11月14日がスーパームーンです。お見逃しなく!
 
   そして「十五夜」「十三夜」のお月さまはご覧になりましたか?両方の月を見ると幸せになれるといわれ、片方だけのお月見は「片見月」といって縁起が悪いとされています。
   十五夜は「中秋の名月」とも呼ばれ、旧暦では7~9月を秋といい、その真ん中の8月15日が中秋とされました。新月(太陽と月が重なり、夜空に月が見えない状態)から15日目の月で、この時期は農作物の収穫期にあたり、里芋などの芋類をお供えする風習があることから、別名「芋名月」とも呼ばれています。また旧暦9月13日の月を十三夜(今年は10月25日)といい、新月から13日目で少し欠けていますが、栗や豆をお供えすることから、別名「栗名月」「豆名月」と呼ばれています。
 
   さてもうひとつ・・・西日本ではあまり知られていないお月見があります。それは「十日夜(とおかんや)」といい、旧暦10月10日の月です。6割ほど顔を出した状態ですが、農作物に感謝する日とされ、主に東日本で行われています。稲刈りが終わって田の神様が山に帰る日とされているため、収穫した稲を捧げたりお餅を食べたり、田んぼを守ってくれた「かかし」にお供ものをして、一緒にお月見をするところもあるようです。西日本では、この行事に近いものとして亥の子祭りが行われます。亥の子は旧暦10月上旬といわれ、お餅を食べる習慣があります。ただ最近では十日夜のお月見はメインではなく、新暦11月10日にお祭りをするところが多いようです。
 
   3つのお月見鑑賞は縁起が良いとされています。今年の「十日夜」は11月21日(土曜日)ですので、暖かい服装で夜空の観賞などいかがですか?
 
 
    ・月のふしぎえほん  大藪健一∥文 常永美弥∥絵,PHP研究所 2014 
    ・月の名前   高橋順子∥文 佐藤秀明∥写真,デコ 2012 
    ・デジタルカメラによる月の撮り方    誠文堂新光社 2011
 
<Toshoko>