としょかんのへや
2018年06月04日
No.146 発酵パワー
紫陽花が雨の日の景色に彩りを与えてくれています。この季節、大雨かと思えば真夏のような日もあったりして、体調も不安定になりがちです。
蒸し暑い時は熱中症にも気をつけなければいけません。こんな時こそ、旬のものや栄養のあるものを食べて、これから夏に向けてのパワーを養っていきたいですね。特に体に良い菌からできる発酵食品を摂るのがおすすめです。
日本には昔からおなじみの、味噌、醤油、酒、酢、漬物、納豆、麹、鰹節...など、様々な発酵食品があります。和食を中心とした食事にするだけで、自然とこれらの栄養を摂りいれることが出来ます。最近は塩麹や甘酒がブームのようです。
また、世界中にその土地発祥の発酵食品がありますが、チーズ、ヨーグルト、パン、紅茶、ピクルス、ワインなどは、すっかり日本の食品として定着しました。
発酵食品の健康にかかわる研究は急速に進んでいて、腸内環境を良くするプロバイオティック乳酸菌や、麹の免疫力を高めるパワーなど、様々な働きが科学的に証明されています。まだ解明されていないことも多く、これから新しい発見がありそうです。
発酵食品についての本を読んでいると、料理について、それぞれの発酵の仕方について、健康について、添加物についてなど次々と興味が湧いてきます。
なかでも一番気になったことは、発酵食品を選ぶ時は、原材料を見て、できるだけ添加物などが入っていない物を選ばなければ効力が薄れるということでした。体に良いものと思っていても、悪いものを摂り入れてしまっていたり、○○風という、全く別の物である場合があるので注意が必要です。体は食べたもので出来ている、という言葉にも納得しました。
添加物を全く口にしないということは不可能ですが、出来るだけ減らしたいと思う今日この頃です。
これからますます暑くなっていきますので、栄養のある物を食べて、元気に夏を乗り切りましょう。
(ポッキー)