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としょかんのへや

2024年02月02日

No.204 うるう(閏)年とは?

  うるう年の主な目的は、太陽暦(太陽の位置に基づく暦)と、グレゴリオ暦(日常生活で使用する暦)とのずれを修正することです。

  地球は、太陽の周りを約365.2422日で1周します。しかしカレンダーは、1年を365日としているため、約0.2422日のずれが毎年発生します。4年後には約0.2422日×4 = 0.9688日発生し、太陽暦とグレゴリオ暦の日付がずれてしまいます。この問題を解決するためにうるう年が導入され、1日追加されることでこのずれを補正し、1年を366日としました。

 また閏年は中国由来の言葉で、「閏」の漢字は元々日本にはなく、当時の日本人には読めなかった「閏」という字を「潤」の字に当てはめました。「潤」は日本にあった字で「うるう」や「うるむ」と読むことから、「閏年」を「うるう年」と読むようになったとされます。

 

・参考:暦の科学 片山真人∥著 ベレ出版

  :暦—月日を奏でる世界 財団法人国際文化公友会