細河の植木
2022年11月更新
細河地域の植木は稲沢(愛知県)、安行(埼玉県)、久留米(福岡県)と並んで日本四大植木生産地として知られています。
特色は、苗木から庭園木にいたるまで、多種多様の品種がそろっており、あらゆる需要に応じられる点と、移植した場合の活着率が優れていることです。
細河地域での植木栽培の歴史は古く、戦国時代末期ないし江戸時代のはじめころから生産が始まり、 元禄年間(1688-1704)、摂津国有馬郡の高平(三田市高平)から牡丹の台木を得て、牡丹の接木法を生み出してから飛躍的な発展を遂げたといわれています。 庭園や盆栽の愛好者が武士や公家から庶民層へと広がりをみせ、牡丹などの庭園用苗木の生産を中心に、細河の植木は高い需要を生み出しました。
江戸時代後期になると「細河の植木」は全国各地に大量に出荷されるようになりました。 特に木部の牡丹は有名で、文化・文政の頃(江戸時代後期1800-1830年)には白牡丹172種類、赤牡丹161種類が栽培され、昭和の初めまで続きました。
昭和の初めには、交通の発達につれて国内のみならず、中国・東南アジア・欧米にまで販路が開かれました。 その後、第二次世界大戦で植木の生産は絶滅状態になりましたが、終戦後生産者たちが園芸再興に努力し、再び植木の需要が伸び始めました。
図書(部分記述を含む)
雑誌・新聞記事
知っていますか池田の植木産業 広報いけだ 1038(2007.5.1), p18
Web
細河植木塾 https://hosokawa-ueki22.com/
「細河の植木について」、「樹種リスト」、「細河はこんなところ」などのページがあります。
細河地域コミュニティ推進協議会 http://www.eonet.ne.jp/~midorinosato/
細河の植木 https://www.city.ikeda.osaka.jp/soshiki/machidukurisuishin/nousei/1415930774031.html
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細河の植木づくりの特色、植木の歴史など