としょかんのへや
2013年01月01日
No.81
あけましておめでとうございます。みなさんにとってお正月とはどういったものでしょうか。
私は子供の頃の、空気まで洗われたようなシンとした静けさがいまだに印象に残っています。近年は元旦から開いている処も多く、とても賑やかですね。初詣をはじめとして外出する楽しみがつきません。
楽しみといえば、手間をかけて作った御節料理もそのひとつです。一品ずつ意味を教えてもらいながら、日頃口にすることのないその料理を食べると、少し大人になったような気がしたものでした。そうそう、お餅をいくつ食べたかを競ってもいましたね。きなこ餅にするのが一番好きで、たくさん食べていたような思い出があります。そして、なにより楽しみにしていたのは、お年玉です。何につかうか色々と思いを巡らせていたものです。
お正月の遊びとして名高いものもたくさんあります。すごろく、福笑い、歌留多、凧揚げ、駒回し、羽子板……。百人一首においては、学生時代、冬休みの課題に毎年あったように思いますが、いまだに百首覚えきれていません。それでも、上の句で名人よろしく素早く札を弾き飛ばせたときは爽快な気分を味わいました(そんなことが出来るのは実は一首だけです)。歌の意味や背景などをひとつの物語としてとらえると、案外楽しく覚えられるのかもしれません。なんだか暗記の苦手な私も記憶力の限界に挑戦してみたくなります。
みなさんはもう、お気づきでしょうか。図書館のホームページに「ティーンズクラブ」のページができました。「ヤングアダルト」について紹介しています。「ヤングアダルト」ってなに?と、好奇心をくすぐられたら、ぜひのぞいてみて下さい。きっと新しいジャンルを開拓するきっかけになることと思います。
図書館は1月5日より通常開館いたします。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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