池田炭
池田炭は、奥郷と呼ばれた猪名川上流域の山間部で生産されたもので、集散地となった池田の名をとってこう呼ばれるようになりました。佐倉(千葉県)の白炭などとともに日本を代表する炭として広く知られています。クヌギ材を使用した火もちのよい良質な炭で、切り口が菊の花のように美しいことから「菊炭」ともいい、茶の湯では今日でも珍重されています。
関連資料(部分記述を含む)
池田炭と菊炭 池田市立歴史民俗資料館∥編,池田市立歴史民俗資料館 1987 N216
茶道 全集巻の13 特殊研究篇 創元社 1937 N791.08
■p587-597「茶道と池田炭」林田炭翁
池田学講座 池田市教育委員会 2008 N291.63
■p98-99 「物資の交易と池田炭」
池田市史 各説篇 池田市史編纂委員会∥編纂,池田市役所 1960 N216.3
■p133-「池田炭」海野一隆:起源と盛哀/原料と製法/池田炭と茶道
昭和初期の池田 池田の町並み復元グループ∥編,池田の町並み復元グループ 1995 N216.3
■p51-52 「池田炭問屋史概説」岸上宏平
わたしたちの郷土史 池田市教育委員会∥編 池田郷土史学会∥編,池田市教育委員会 1961 N216.3
■p22「池田炭」:池田炭の登場する作品、俳句の紹介あり
TOKK停車駅 阪急電鉄事業部 1978 N291.6
■p51「わが町池田 呉服の里」:池田炭の概要あり
歴史のふるい都市群 7 近畿地方の都市 山田安彦∥編,大明堂 1994
■p203-204「北摂の交易都市「池田」Ⅲ近世」の項に、池田炭の歴史に関する記述あり
上方 郷土研究 6 上方刊行会∥監修,郷土研究,新和出版社 1970 N291.6
■p772-777 「池田炭に就いて」林田炭翁(『上方71』p56-61
大阪春秋 41 大阪春秋社 1984
■p18-21 「池田炭の変遷」林田良平
池田郷土研究 4 池田郷土史学会 1977
■p146-179 「池田炭問屋文書」林田良平
広報いけだ 1036号(2007年3月1日号) 市長公室広報広聴課 ∥編,池田市
■p16-17「こども発信池田局:知っていますか池田炭」
Web
【論文】「猪名川上流域の池田炭と里山林の歴史」 服部 保 , 南山 典子 , 松村 俊和